私と山と写真と・・・

写真を撮ることが好きな人

【テント泊(硫黄岳)】 初めてのテント泊inオーレン小屋

 

 

●テント泊をしたいと思ったキッカケ

 私がテント泊をしたいと思ったキッカケは、昨年の7月に開催された富士登山競争に仕事で行き、富士山7号目にある「鳥居荘」に宿泊。Nikon D5600(始めてのカメラ)を買ったばかりで、取材に同行していたカメラマンにアドバイスもらいながら星景写真を撮影。

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初めての星景写真

 ファインダーに写っていた星の多さに感動し、「山に登るとこんなに星が綺麗に撮れるのか!」と思い、カメラと登山に目覚めた(笑)。と言っても初めて登山は、2020年6月15日(トレイルは経験あり)。なかなか身近に登山経験者がおらず実現まで1年掛かるという・・・。その間にカメラ沼にはズッポリとハマってしまった・・・(この話はまたの機会に)。

 

●オーレン小屋を選んだ理由

 次になぜ初めてのテント泊にオーレン小屋を選んだのか? 本来のテント泊デビューは実は雲取山を計画していた。しかし、残念ながら予定日は生憎の雨・・・。他の日程は予約が埋まっていたため、別の山で探したところ、オーレン小屋は、登山口から80分でテント場に着くことができることを知り、連絡を入れて予約を取った。

 余談になるが、オーレン小屋の前に燕岳山荘の予約もしたが、自分の健康診断があったことを思い出し断念・・・。本来であればこの記事を書いている今日(8/16)、山荘で星を撮っていたかもしれない(笑)。

 

●2日間の行程など

 登山日 :2020年8月12日(火)ー 13日(水)

 天気  :(1日目)晴れのち曇り

      (2日目)曇り

 人数  :2人

 移動手段:レンタカー

 経過  :(1日目)桜平登山口 → オーレン小屋

      (2日目)オーレン小屋 → 夏沢峠 → 硫黄岳 → 横岳 

       →三叉峰 → ショウゴ沢 → オーレン小屋 → 桜台登山口

 撮影機材:Nikon Z6、Nikkor Z 24-200/4-6.3、SIGMA 14-24/2.8(FTZ)

 

「初めてのテント泊!」とルンルン気分で桜台駐車場へと向かっていたところ途中の林道でタンクローリーが!?

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林道を塞ぐように横転したタンクローリー(先輩撮影)

 桜台の一番下の駐車場にもついていないのに・・・。と思いながら、すぐそばの空き地で1時間ほど過ごすことに(涙)。事故の担当者から「もう1時間ほど掛かる」と言われ、今駐車しているところに車をおいて登っていいか聞いたところ地主の方と相談されて許可がおり、登山開始! ただ時刻は13時30分。1日の中で一番暑い時間。桜台駐車場までは予定の行程よりプラス1時間。景色も樹林帯でなかなか変わらずシンドかった・・・。

 やっとの思いで登山口に辿り着くとなんと、そこには鹿の親子が! 始めて登山で動物に会うことができ、一気にテンションが上がった! 

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桜台登山口で遭遇した鹿の親子

 桜台からオーレン小屋までのルートは、序盤の坂が個人的には地味にキツいが、沢沿いを歩くコースのため、そこまで暑さは気にならなかった。ただ、初めてテント泊。装備が重くて脚がキツかった(笑)。

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沢沿いのコースは涼しく、水は冷たい!

 オーレン小屋に到着したのは17時前。本来であれば、天狗岳まで登る予定だったが、時間が遅かったのでこの日は断念。テン場でゆっくり過ごすことに。管理人から「ペルセウス座流星群」が見えることを教えていただき、夜を待ったが、小雨が降り空一面が雲で覆われた状態に・・・。諦めきれず、19時に寝袋に納まった後に1時間ごとにアラームを設定(笑)。すると11時から20分ほど、3時から1時間ほど雲が晴れ星を撮ることに成功!

(肉眼では流星群は見れたけど写真には収まらず・・・)

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11時に撮影(左)、3時に撮影。

硫黄岳がうっすらと(右)

 そのまま、朝焼けを撮りにオーレン小屋を出発し、夏沢峠へ。残念ながら硫黄岳は雲に覆われていたため爆裂火口を見ることはできなかったが、綺麗な朝焼けを見ることができた!

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夏沢峠からの朝

 しかし、ここから先はガスの中をひたすら突き進む。硫黄岳山頂も全く視界が悪かったため横岳の帰りに視界が良くなっていることを願いつつパス。途中で雲が切れる瞬間があり、その景色は絶景!

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もう少しでブロッケン現象が・・・(左) 

台座の頭から見た横岳(中) 

横岳山頂より(右)


 ただ天気がもってくれたのも横岳まで。時間があったので三叉峰まで行ったが、天気が回復することはなかった・・・(帰路の硫黄岳も結局曇り)。

 

●テント泊を終えて・・・

 初めてのテント泊。いきなりアクシデントがあったものの非常に充実した2日間を過ごすことができた! 「2000mを越えると見える景色が全く違う」と誰かのブログで見たが、確かにその通り! 見える景色はもちろん、ここまで自分の脚で登ってきただけあって雲が晴れた時は「スゲ〜」を馬鹿みたいに連発していた(笑)。日帰り登山と比べものにならない重さ(まだ最適化できていない)だったがテントや食料を自分の脚で担いで登った先にある絶景は格別だ!

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三叉峰でコーヒーを1杯。晴れていれば・・・。(左)

横岳から硫黄岳への帰り。鎖場は楽しい!(右)


 次回のテント泊は燕岳! 今度はどんな景色が見れるか楽しみだ!